「ご縁」を大切にする

思うこと

今月の後半から、派遣の仕事へ行くことにした。

以前の記事に書いたように、私はブログで稼げなくなってしまった。

しかし、完全に諦めて撤退するのは残念すぎる…

そこで、ブログと両立できる範囲で別の仕事をすることにしたのだ。

今回の仕事は家からも近く、1日7時間を週3日という好条件だったので、ほぼ即決した。

 

実はこの仕事、そもそもは自分から派遣会社に頼んだのではない。

「お金もなくなってきたし、何か仕事を探そうかな?」

と思っていたら、派遣会社から電話がかかってきたのだ。

まさにベストタイミング。

渡りに船、というわけだ。

 

それにしても、我ながら

「すぐに決めすぎじゃないか?」

とも思った。

仕事を選ぶなら、もっと慎重になるべきかもしれない。

なぜなら、過去に何度か転職で失敗しているからだ。

給料などの条件だけで選んだ結果、とんでもなく忙しい会社だったり、パワハラに遭ったり…

そういう苦い経験をしてきただけに、仕事選びには慎重なはずだった。

 

しかし、今回はわりとすぐに決めた。

理由は3つある。

まず1つ目に、年齢だ。

30代のときから何度も転職をしてきた経験から、転職には若さが超重要だと知っている。

特に派遣の仕事は、40代になると途端に条件の良い仕事がなくなった。

だから、今の私の年齢(46歳)を考えると、

「仕事を紹介してもらえるだけでありがたい」

という気持ちになったのだ。

 

2つ目の理由は、

「そもそもやりたい仕事なんてなかったから」。

前にも書いたことがあったかもしれないが、私は働くのが好きではない。

いや、むしろ嫌いである。

そして、飽きっぽい。

最初は楽しくても、始めて数ヶ月で飽きてきて、嫌になってくる。

どんなに条件が良くても、どんなに職場の人がいい人たちでも、である。

なので今回は、自分ができる仕事なら何でもやろうと思っていた。

選り好みしたって、結果は同じなのだから。

 

そして、最後の理由は

「縁のあることを大切にしたい」

と思ったからだ。

自分の人生を振り返ったときに、

「自分の意思を貫き通す」

よりも

「必ずしも望んでいなかったけど縁があってやったこと」

の方がうまくいくことが多かったのだ。

 

例えば、

自分が憧れて入った業界が、実は思っていたのと違っててすぐに辞めたことがある。

その一方で、別に興味はなかったけど欠員補充で入ったら、自分に向いていて長く続けることができた仕事もある。

この時の知識や経験は、今でも私の強みになっている。

まさに「偶然の出会い」が私の世界を広げてくれたのだった。

 

もちろん、人によっては「初志貫徹」がうまくいく人もいるだろう。

自分がやりたいことを最後までやり抜く人には、私も強く憧れる。

しかし、私自身はそういうタイプではないような気がする。

むしろ、その場その時に必要とされることをやっていく方が、うまくいくことが多い。

強い意思よりも柔軟性が、私の持ち味なのだ。

 

ということで、これからも「ご縁」を大切にしたいと思う。

これは別に、

「何でもかんでも他人に委ねる」

という意味ではない。

自分がやりたいことが明確なら、それをがんばればいい。

しかし、譲れる部分では「絶対にこれじゃなきゃ嫌だ」などと我を張るのはもったいない。

 

「まずはやってみる」

というのが、人生をおもしろくするのではないだろうか。

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