「スマホ断ち」した感想

思うこと

先週の土曜日、2024年10月12日に私はスマホを使わない生活、すなわち「スマホ断ち」をした。

具体的には、前日10月11日の夜9時にスマホの電源を切り、12日の午後8時に電源オンにするまでの23時間、スマホを一切使わなかった。

その時の感想を書いてみようと思う。

なお、感想文は実際にスマホ断ちしているときにノートにペンで手書きしたものを元にしている。

また、せっかちな人のために先に結論を書いておくと、「スマホ断ちしてよかった」という内容である。

スマホ断ちの感想(2024.10.12)

昨夜から「スマホ断ち」をしている。

これは、単にスマホを使わないのではない。

電源をオフにして物理的に使えないようにしているのである。

実は、今までにも「できるだけスマホを使わない試み」をしたことがあった。

しかし、電源をオフにはしなかったし、カバンの中など目につかない所に隠すだけで、使おうと思えばすぐに使える状況だった。

(だって心配ではないか。急ぎの連絡があったらどうしよう?とか…)

なので、今回の試みは自分としてはとても画期的だったし、同時に少し不安もある中でのスタートだった。

昨夜9時過ぎにスマホの電源を切ってから、一度もスマホを使っていない。

※ただし、仕事のメールが入る可能性があるので、パソコンでのメールチェックは可能としている

こんなことは、2009年にスマホを持って以来、初めてのことだ。

さらに言えば、1998年に携帯電話を持ってから「ケータイ」を使わなかった日もほとんどないはずだ。

 

今朝はせっかくスマホ断ちしたのだから、スマホを持たずに外出してみようと思い、ドトールへコーヒーを飲みに来た。

スマホ断ちのお祝いにベルギーワッフルも付けて、少し贅沢な気分になった。

それにしても、他の席がたくさん空いているにも関わらず、女性客の間の席にわざわざ座ってくるおじさん客がいて、すごく不快だ。

爽やかな気分を台無しにされては困るので、席を移動する。

スマホを持たずに外出するのは、ケータイ時代から考えても初めての試みなので、少し不安があった。

しかし、いざ外出してみると案外平気だ。

例えば、いつもはスマホ決済で支払いをしていたが、今日は現金で支払った。

たしかにスマホ決済が使えないのは少し不便だが、現金を持って来ればいいだけのこと。

それに、クレカもあるので問題はない。

また、いつもはカフェなどに来たときは、食べたものを写真に撮ってSNSにアップしていた。

しかし、よく考えたら、何かを食べに来たからといって写真を撮らなければならないわけではない。

ましてや、SNSで公開する義務もない。

それなのに、なぜ今まであんなに熱心に写真を撮って、人に見せびらかしていたのだろうか?

少しでも他人より楽しい日常を送っていることを示して、優位に立たねばならなかったのだろうか?

私は誰に、いや何に勝ちたかったのだろう?

そうまでして、自分の人生が価値あるものだと認めさせたかったのだろうか?

一体何のために?

そんなことをしても、私自身は何も変わらないのに…

おかしなことだ。

 

この後、ドトールで読書をした。

1時間ほどだが、とてもはかどった。

メールもメッセージもSNSもニュースも天気予報も見れないのだから、当然かもしれない。

その後は本屋で立ち読みをして、ノートを買って(クレカ払い)帰った。

スマホがなくて困る場面は、一度もなかった。

帰宅後はパソコンで動画を見たり、メールチェックをした。

スマホがなくてもパソコンがあれば、電話以外の部分で困ることはほとんどないと感じた。

夕食後や風呂上がりなども、無駄にスマホを見て時間がなくなる、という日常的な悩みがそっくり消えた。

とてもスッキリした気持ちになったし、だいいちすごく効率的だ。

 

そして、午後8時。

23時間のスマホ断ちを終了し、スマホの電源をオンにした。

スマホが使えるようになって最初にしたのは、SNSでもメッセージでも電話でもない。

家計簿アプリの入力だった。

もう、時間を無駄にするようなことは、したくなかった。

そして、心がすり減るようなことも、二度としたくない。

【まとめ】「スマホ断ち」その後

以上が、私が「スマホ断ち」をした感想だ。

本当にやってよかったと思っている。

そして、やる前は考えもしていなかったことが起きた。

それは、スマホを自由に使えるようになっても、以前のようには頻繁にスマホを使わなくなったこと。

なぜかスマホを使いたいと思わなくなった。

外出中はカバンのポケットに入れているが、必要な時以外は出さなくなった。

(以前は机の上など目につく所にすぐ出していた)

そうしたら、スマホのことが気にならなくなり、チェックする回数が激減した。

家では、すぐに視界に入らないクローゼットの中の棚に置くようになった。

(以前はクローゼットの棚の目立つ場所に置いていた)

すると、スマホの存在を忘れるようになってきた。

少しずつ、しかし確実に、スマホ依存が解消されようとしている。

これは大きな収穫だった。

おそらく、スマホなしで過ごした時間が、とても心地よかったからだろう。

というわけで、スマホに時間を吸われていると感じるなら、ぜひ「スマホ断ち」を試してほしい。

特に、自分がやりたいことをやる時間がない人、いつも心がざわついていると感じる人に。

スマホは便利だが、ただの道具だ。

その道具に時間や心を支配されるなんて、本末転倒ではないだろうか。

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