数年前から気になっている言葉がある。
「よき」
である。
SNS等でよく見る。
何かが良い状態のときに、単独または文末などに使っているようだ。
使用例:よき、よきよき、よきです、など
正直言って、気持ちが悪い。
何かこう、ムズムズするような感じなのだ。
この使い方、何だか変じゃないか?
なぜみんな平気で使っているのだ?
いつもモヤモヤと思っていた。
では、なぜ「よき」が気持ち悪いのか?
それは、連体形だから。
(連体形が分からない人は、中2あたりから国語をやり直した方がいいと思う)
そうだ。
連体形だ。
つまり、後ろに体言が続かなければならない。
(体言が分からない人は以下略)
よき人、よき事、などのように。
それを終止形のように使うから、違和感があるのだ。
なお、「よき(良き、善き)」の終止形は「よし(良し、善し)」である。
それを、
「よきよき」
とか
「よきです!」
などと言いおって…
気持ちが悪いんだよ!
(それに学力レベルもお察し…)
・・・
ああ、つい興奮して暴言を。
たいへん申し訳ございません。
というわけで今日も、X(旧Twitter)などで「よき」を見かけては、気持ちが悪くて身悶えしている。
ああ…
なお「みんなが使ってるから、自分も使ってるだけだよ」という人もいるかもしれない。
20代以下なら、まだいい。(子どもだから)
でも、30代以上のいい大人が「みんな使ってるから」という理由だけで、言葉の意味も考えずにいるとしたら…
それこそ問題だと思うのだが。
まあ、人それぞれか。